不登校ニートの僕は毒息子です。優しい母親を逆恨みして学んだこと。
こんばんは。
大学3年生で18単位しか取れておらず、不登校で、バイトもせずにずっと家で寝転がっている引きこもり野郎のみぃです。
夏休みなのに、相変わらず布団の上で天井観察して1日が終わっていきます。
以前、完全に解決した思っていた親子関係が、再びこじれてしまった――
母に無視された
母が僕と目を合わさない、無視する
↓
母がイライラしてると思い、僕もイライラする
↓
食事中無言を貫く
↓
翌日、父が僕と母の話し合いの場を設ける
↓
母は別に怒っていないことが判明
↓
お互いに思ってる事・近況報告
↓
いつも通りの仲になる
ここ数日、母は機嫌が悪そうだった。
原因はおそらく、僕がいつまで経ってもバイトを始めないこと。
大学に入ってから
「早く働け!」
と何度言われただろう。
耳にたこができるほど口うるさく言われてきた。
生気のない僕が家にいると、空気が淀むのだ。
大学入学からおよそ2年半言い続け、それでも働かない僕にしびれを切らしたんだろう。
僕が何かを言った時、無反応だった――無視されたのだ。
母が苛ついていると思い、僕もそれにつられて不機嫌になった。
また感情を表に出してしまった
僕は前まで、引きこもりを抜け出せない自分に絶望して、不貞腐れたような態度を取っていた。
そのせいで家の雰囲気が悪くなった。
みんなが僕に気を使ってた。
でも、
「もうそんなのはやめたい!」
と思って、落ち込んでいるときもそれを表に出さず、上機嫌な様子で過ごすようになった。
すると、家の雰囲気がよくなり、結果的に本当に気分がよくなった。
そんな経緯があるから、再び前と同じパターン――ふてぶてしい態度で過ごしてしまい、自己嫌悪に苛まれた。
「もう死にたい……」
――自殺願望の発芽である。
考察その1――感情には目的がある
今回の件で分かったことが2つある。
1つ目は、母親の負の感情が伝染し、僕も不機嫌になったと思ったこと。
これは間違いである。
物事には原因はなく、目的だけがある。
つまり、僕が不機嫌になりたいからそれを態度に出したのであって、母がイライラして僕を無視したことは直接的に関係がない。
あくまで、僕が苛つきたいから、母のその行動を言い訳として利用しているということだ。
それに、母のイライラの原因は僕が働かないことにあるため、そこで僕が不機嫌になるのは逆ギレ以外の何物でもない。
僕は紛れもなく毒息子だ。
考察その2――他人にどう思われるかなんてどうでもいい
2つ目は、死にたくなったこと。
なぜ死にたくなったのかというと、苦労してやっと感情をコントロールできるようになったのに、今回の母の態度が引き金となって、前と同じような子供っぽい行動をしてしまったから。
それにより、今まで積み上げてきたもの――成長が無駄になってしまったと感じた。
家族に
「結局そうやってすぐに不貞腐れるのね。何も変わってないじゃない」
と思われれちゃう……。
そして
「今まで頑張ったこと全部無駄だったんだ!」
と自暴自棄になる。
だが、これは「他者からどう思われるか」に固執している。
「事実」よりも「どう思われるか」が価値基準の中心にある、非常に危険な状態。
他人に
「何も成長してないね」
と思われたとしても、成長したという過去――事実は消えない。
確実に存在する。
それを自分自身が知っていればいいじゃない。
他人が知らなくても、他の誰でもない僕だけがわかってればいい。
父は僕の態度を見て
「またか…」
と思っていたという。
要は、僕がこだわっていた「家族に成長したと思われること」は、全く達成できていなかったのだ。
つまるところ、他人軸で生きちゃダメってこと。
自分がどう思うか、それが全てなの。
僕の被害妄想だった
父が僕の様子を見て異変を感じ、母との話し合いの場を設けてくれた。
そこで分かったことなのだが、僕は母がイライラしていて
「無視された!」
と思っていた。
でもそれは、大きな誤解だった。
母はそんなつもりはなかったらしい。
老後のこと、弟の受験のこと、僕の将来のことを考えて、頭をもたげていた――光が見なくて憂鬱になっていたという。
時折ベランダから飛び降りたくなるくらいに……。
逆恨みした
そんなことも知らずに
「はいはい、また始まりましたよ。僕の苦労も知らずに責めるんでしょ。あなたが無責任に産んだせいで僕はこんな目にあってるんですよ。まあ、健常者のあなたには僕のつらさなんてわからないでしょうけど」
そうやって毒親認定して、悲劇のヒロインですと言わんばかりの姿勢でいた。
あろうことか、ヘビースモーカーの母に
「早く肺がんにかかって死ね!」
と憎しみを抱いた。
自分が加害者なのに、被害者面して憎悪を煮えたぎらせていた。
みんな苦しみの中にいるということに気づかずに。
話し合わないとわからないものだね。
本当に意思疎通って大切。
まとめ
今回の件で
- 感情には目的がある
- 相手がどう思うかではなく、自分がどう思うか
この二つを身をもって学んだ。
今後、僕は相手がどう思うかで感情的になったり、それを行動しない言い訳に使うことはないだろう。
困難にぶつかればすぐに客観的に分析する。
どんなつらい経験も、成長の糧にしてゆく。
それが僕の生き様。
飛び降り自殺しかけたのに精神科医に「あなたはうつ病ではありません」と言われた話
「あなたはうつ病ではありません」
その言葉は、生ぬるい僕の頬を容赦なくビンタした。
そしてその衝撃は、21歳にもなって大学不登校でアルバイトをバックレ続け、それを精神疾患のせいにしてきたこの僕を奮い立たせるには十分だった。
メンタルクリニックに通います
前回の診察から二週間経って、再びメンクリを訪れた。
半年ほど前に転院してここに来た際は、進歩がなくて怒られたり呆れられたりするのが怖くて、一度行ったきり通うのをやめていた。
しかし精神疾患を治すには、定期的に訪れて病気と向き合うしかない。
「絶対に克服して幸せをつかみ取るんだ!」
そう決心して、ちゃんと通うことにした。
予約時間よりも20分ほど遅れて呼ばれ、診察室に入り挨拶をした。
またバイトをバックレてしまったことを告げると、精神科医の先生は怪訝そうな表情一つ見せず、淡々と聞き取りを始めた。
社会不安障害(あがり症)
僕が患っている具体的な病名は、「社会不安障害」である。
その症状の一つとして、赤面恐怖症がある。
人前で顔が赤くなり、それを意識して「収まれ!」と思えば思うほどに、ますます赤面が悪化する病だ。
また、相手に自分の顔がどう思われているかが異常に気になり、表情が引きつる症状もある。
幸いなことに今は某ウイルス対策としてマスクをつけるため、顔を隠せるからこれらの悩みは緩和されている。
だが、束の間の安心もあと数年。
いずれはマスクなしの社会に戻るだろうから、それまでに克服しなければならない。
他には、主に公衆トイレで自分の近く――隣や後ろに人がいた場合に用を足せないこと、緊張で手が震えることがあげられる。
うつ病ではない
ネットの情報を見て、
「僕はうつ病なのでは?」
と思った。
なぜなら、日頃から「死にたい……」と思ったり、駅の屋上で飛び降りを試みたりしていたから。
疑問をぶつけてみると、先生は
「あなたはうつ病ではないですね」
と言った。
うつ病というのは、何のやる気も起きず、家で寝ていることしかできないという。
僕はバックレはするものの、何度も面接に向かい積極的に行動しているから違うんだって。
「知的な印象を受け、ハキハキ喋り、表情も豊かで、不安に感じていることは表面ではわからない」
とも言われた。
これには思わずニッコリしてしまった。
バックレて死にたくなることは伝えたが、先生の目にはそこまで深刻に映らなかったのだろう。
駅ビルの屋上から飛び降りようとしたこと――自殺企図を伝えそびれたから、それを言えば意見は変わってくると思う。
僕は間違いなくうつ病だ。
一年前は家でひたすら天井を眺める日々だった。
一切の勉強が手に着かず、少しでもめんどくさい課題が出たらすぐにその授業を切った。
親に話しかけられてもろくに口を利かず、不貞腐れた面で暮らしていて、家族を不愉快にさせた。
僕のせいでみんなピリピリして、家の雰囲気は最悪だった。
でも今は、以前よりはるかにマシになった。
以前の僕なら投げ出したであろう数千文字のレポートもやりきったし、家の中で明るく振舞い、バイト面接にも行きまくってる。
様々な要因が重なり合って徐々に回復してきた。
それでも、一応は診断されておきたい。
だって、「あなたはうつ病です」って言ってもらえたら、努力しない言い訳を――免罪符をもらえた気がしない?
回避性パーソナリティ障害でもない
僕は30回以上バイト面接をバックレてきた。
最近面接には行けるようになったが、採用されてから勤務初日でバックレてしまう。
店の前までは行くのだが、中に入れずUターンして家に帰る。
「自己紹介でみんなに注目されたら嫌だな……。失敗して怒られたらどうしよう……。大学に行ってない不登校だとバレたら馬鹿にされる……」
起こるかどうかわからないシチュエーションを妄想して不安になっちゃうの。
このあまりにひどい『逃げ癖』は、回避性パーソナリティ障害由来のものではないかと思って聞いてみた。
端的に言うと、違うみたい。
というか、最近の精神医学ではパーソナリティ障害の診断を避ける傾向があると先生は教えてくれた。
診断するとそれを言い訳にしてしまう危険性があると。
余程の場合は診断するが、それは「もうどうしようもない」というある種の「諦め」であり
「生まれつきの性格と深く結びついており、治療することは困難」
という宣言。
『逃げ癖』を克服しようと奔走する僕のポジティブな姿勢は、それには当てはまらないのだ。
薬を飲んでも効果なし
正確には、薬を飲んで赤面や対人恐怖は和らぐ。
しかし、もっと根本の、考え方や逃げ癖はどうしようもないと感じた。
逃げてしまう最大の理由。
それは、本心では
「逃げれば楽ができる……」
と思っているからだと思う。
いつもバックレたあとは死にたくなるし、飛び降りようともするけど、結局できない。
そのことも想定した上で
「一時的に死にたくなっても、どうせ死ねずに家に帰ることになる。その後は自己嫌悪に陥るけど、誰にも傷つけられず、家でだらだらできる」
と考えてしまってるんだと思う。
『逃げ癖』が無意識下にまで浸透して、ずる賢い本心を形作ったのだ。
また、人生に絶望してつらい反面、それに酔っている自分がいることに気づいた。
「こんなに追い詰められて……。僕はなんて可哀想なんだろう! 世界一不幸な男だ!」
と悲劇のヒロインでいることに快感を得ていた。
先生からの提案
「どうすればいいんだろう……」
と悩んでいると、先生は
「すっぽかさずに、店に行って思いを伝えてみては?」
と言った。
つまり、バックレて帰るんじゃなくて
「辞退させてください」
と謝ってみることを勧められた。
これは一種の暴露療法らしい。
何も言えなかった親に悩みを打ち明けられたのだから、その次は赤の他人にも自己開示してみようといった寸法だ。
これから
「見下されたくない……。人と関わりたくない……。早く楽になりたい……」
そんな甘ったれたことは言わない。
皆と同じように働いて、きちんと大学にも行けるようになりたい。
来年からおそらく始まるであろう対面授業に出席できるように、夏休み中にバイトを始め、同世代の大学生と関わって慣れていく。
その過程で対人恐怖を克服する。
夏休み中にバイトを始める
↓
働く中で、人は怖くないんだということを実感する
↓
継続してお金を稼ぎ、一人でも生きていけるという自信をつける
↓
ニート脱却!
↓
来年度から対面授業に出席する
↓
大学不登校脱却!
先生からもアプローチとしては間違ってないとお墨付きを頂いた。
「何度失敗しても諦めずに行動していこうとする姿勢はすごい」
とおっしゃっていた。
だから僕は、これからも今まで通り、前のめりの姿勢で行動していく。
目標は「逃げない」こと。
僕は自己分析もできてるし精一杯努力してる。
すごいことだよね。
えらいよね。
立派だよね。
あともうひと踏ん張り。
頑張ろう。