日記

21歳引きこもりニート、バイト始めました。バックレずにどれくらい続けられるか検証。

アルバイト始めました!

不治の病よろしく僕を苦しめてきた逃げ癖・バックレ癖をとうとう克服したかもしれません。

 

どうも、バックレ魔です

僕は今まで30回ほどバイト面接をバックレてきた。

面接会場に足を運ぶものの、建物の中に入ろうとすると恐怖がこみあげてくるのだ。

そして

「また今度行こう……」

と言って、不甲斐ない自分に苛立ちを覚えて帰る。

幼い頃、嫌なことがあると

「もう帰る!」

と不貞腐れていたけど、おんなじことを21歳にもなってやってる……。

時には自己嫌悪じゃ飽き足らず、それを外部に向けることもある。

道端ですれ違う通行人にガン飛ばしたり、わざと肩をぶつけたり、舌打ちしたり――。

「無敵の人」まであと一歩というところだった。

そこから勇気を振り絞り、なんとか面接を受けることができた。

これで全て解決したかに見えたが、勤務2日目でバックレてしまった。

 

それからは、面接には行けるようになった。

相変わらず店の前に行くと猛烈に逃げたくなるが、そこで一歩足を踏み出す。

一度店の中に入ってしまえば、流れに身を任せてなるようになる。

抱いていた不安は一つたりとも的中しない。

 

だが、勤務初日や契約日からは行けなくなった。

『自己紹介で噛んで笑われたくない』

『仕事でミスして恥をかきたくない』

陰キャなのがバレて馬鹿にされたくない』

そんな自意識過剰なプライドが僕の歩みを止める。

なんにせよ働くことへのハードルは依然として高かった。

僕は再びバックレ地獄に陥ったのだ。

 

気持ちを切り替えて再スタート

そんな中、とある方が手を差し伸べてくれた。

女性フォロワーさんがバイトを紹介してくれたのだ。

 「一緒に働きませんか?」

と誘われ、僕は

 「これは千載一遇のチャンスだ!」

と思い、それに乗った。

面接に受かり、契約日および勤務初日――またもやバックレた……。

僕はなんて最低な男だろう!

人の善意を平気で踏みにじる畜生だ!

今までとは違い、多くの人に迷惑をかけてしまった。

「僕の人生、本当に終わったな……」

せっかく永遠に続く暗闇の中に一筋の光が差し込んだというのに、あろうことか僕は目を閉じてしまったのだ。

こんなチャンス二度とないのに、みすみす逃した。

もはや万事休すか?

 

――翌日、すぐに気持ちを切り替え、近所のバイトに応募した。

そこからは早かった。

応募後すぐに面接が決まり、その場で採用され、翌々日から勤務開始。

 

応募

面接&採用

勤務開始

 

一連の流れは一週間以内の出来事。

 

今のところ順調です

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働き始めてまだ2日だが、今のところ順調と言える。

職場の方々は高齢者が多く、僕を孫のような感覚で見ているのだと思う。

怒られることなんてまるでない。

 

また、仕事内容が僕に合っていると思う。

清掃のバイトだから、人とコミュニケーションを取って行うというよりは、一人で黙々と作業する感じ。

今は研修で先輩に教えてもらっているから多少は喋るけど、それが終われば最初と最後の挨拶くらいしか喋ることはなさそう。

 

バックレなかった理由

応募から初出勤までに1週間もかからなかった。

そのため、応募した勢いそのままで臨めたっていうのがバックレなかった大きな理由だと思う。

今までは、応募するときに湧いていたやる気が、いざ働き出すってときまで持続しなかったからね。

 

勤務開始時間が朝早いのもある。

程よい眠気によって緊張しすぎなかった。

 

後は今回、職場環境が個人的にハードルが低かったのもある。

僕は大学不登校なのだが、その原因はおそらく同世代の人に対して強烈な劣等感や恐怖を抱いていること。

人生の夏休みと言われる大学生活が全く充実しておらず、そのことで「見下されたくない」というプライドが生じた。

同世代の若者と比べて、高齢者相手ならばある程度緊張せずに接することができる。

僕は公衆トイレで用を足すとき、人がいると出なくなってしまう。

けれど、高齢の方が来た場合はそのまま出ることが多い。

このことから、僕の対人恐怖の感情は、相手の年齢や属性によって変化することがわかった。

 

ニートは性格悪い

働き出してから自分自身、性格がよくなった。

僕に限らず、ニートは往々にして性格が悪くなりがちである。

というのも、社会と関われない自分に腹が立って、最初はその怒りは自分に向く。

でも、それが次第に外側に向けられる。

「僕が引きこもりになったのは親の育て方が間違っていたからだ!」

「日本社会がおかしいから僕はこうなってるんだ!」

こんなふうに、自分ではない何かのせいにする責任転嫁マンになってしまう。

 

例に漏れず僕もそうだった。

今働いているバイト先は、早朝の清掃のお仕事なのもあって高齢の方が多いんだけど、その方々を見てると

「元気だな~。僕も頑張らなくちゃ!」

って思う。

でも、以前の僕だったらそういう人見ても

「お前らが頑張るから僕も頑張らなくちゃいけなくなるだろ!」

と苛ついてた。

卑屈で被害妄想に囚われた化け物だよね。

人生がうまくいかないと、人は性格があらぬ方向に捻じ曲がっちゃうんだよ。

 

これから

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今度こそバックレないで続けてみせる!

これまで働いてきて、最長2週間しか続いたことがないから、なんとしてでもその記録を更新したい。

 

今の仕事は、朝の挨拶以外はほとんど喋らないで黙々と掃除するだけだから、今の自分にとても向いている。

ゆくゆくは人と関わってそれなりに稼げるバイトをしなくちゃいけない。

大学に通ったり、就職して社会に出ることを考えると、いずれは畏怖の対象である同世代が多いバイトをする。

けれども、まずはここで働くことに慣れていきたい。

労働そのものへの恐怖をなくし、自信をつける。

当分は今のバイトを続けつつ、単発バイトを不定期にやっていく。

 

物事には順序があって、いきなり高い目標設定をすると破滅してしまう。

そうじゃなくて、徐々に難易度の高いものに挑戦していくって過程が大切。

今まで僕は、小さいことからコツコツとやっていくのを億劫に感じて、いきなり身の丈に合わないことに手を出してきた。

「単発バイト? そんなことしなくても、長期のバイト始めてシフトたくさん入った方が効率的じゃね?」

出来もしないのに大口をたたき、都会の飲食店に応募した。

そのたびにバックレまくった。

そして、完全に自信を喪失した。

だからこそ、今の自分にできそうなことを、地道にやっていくの。

なんだかんだでそれが一番の近道だと思う。

あんまり気合いを入れ過ぎるとダメになっちゃうのは過去の経験から明らかだよね。

じっくり、着実に、焦らずに。

暗雲の天井から差し込んだ光を、もう二度と見失わないように。