日記

奨学金を止められ、毎日授業を受けたふりしている

今週から後期の授業が始まった。

ツイッター上は、対面授業が始まった大学もあるみたいで阿鼻叫喚の様相を呈しているが、そんな中僕は一人蚊帳の外で佇んでいた。

僕は今年の3月に奨学金が止められているため、後期分の学費が払えず休学することになる。

去年一年間、対人恐怖からほとんど大学に行けず、奨学金を止められてしまった。

 

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親にはこのことを伝えていないため、後期も当然のようにオンライン授業があると思っている。

これから半年ほど、僕は自室で授業を受けているふりをしなければない。

 親にバレなかった理由

去年一年間は大学に行ってはいたものの、人の視線が怖くて授業に出ることができず、ずっと図書館で時間を潰していた。

その結果、取得単位は一年間で2。GPAは0.05だった。

41単位落としているわけだから、当然のように奨学金は止められた。

学期末に送られる成績通知書と、奨学金停止の通知書は親の手に渡る前に回収した。

書類が来る日を調べておいて、何度もポストに頻繁に確認しに行き、何とか事なきを得た。

その日の前後数日は生きた心地がしなかった。

一度予想もしていなかった日に奨学金停止の通知書が来たことがあって、たまたまポストを確認して気づいたが、あの時はさすがに度肝を抜かれた。

これらの必死の隠ぺい工作によって親はこの事実を知らない。

親にバレて怒られることが怖いから逃げ続けてきた。

ほんとは一年の前期末でばれてしまった方がよかったのかもしれない。

そうすれば一年半も隠し続けて苦しい思いをしなかっただろう。

なまじ隠ぺいに成功してしまったが故に、事態が深刻化してしまったように思う。 

 家族との関係

弟とは一対一になったらほとんど喋らない。

話したら絶対大学の話になって、ぼろが出てしまい隠しきれないから。

昔はよくケンカしたし会話もしていたように思う。

親とは大学の話以外の世間話などで沈黙を避け食事をやり過ごす。

僕が大学を楽しめていことを察し、あまり大学の話題は出さないように配慮してくれているからだ。

しかし、ほんとはそんな生易しいもんじゃなく、一年間親を欺き大学に行ったふりをしていたのだ。

学費120万円をドブに捨てた。

そんなこと口が裂けても言えるわけがない。

今までは家族との会話の際、社会不安障害の症状の赤面症や表情の引きつりのことが頭を支配していた。

しかし、今はそんな余裕はなく、大学不登校がばれないかどうかだけで手一杯だ。

最近、父親が大学のことを聞いてきたり、就活について話してくるようになった。

今まではそういう話題になったら少し不機嫌な態度をとってやり過ごしてきたが、先日は露骨に嫌がってしまって微妙な雰囲気になった。

そろそろバレる日も近いのかもしれない。

親と食事したり話しているとき、ふと思う。

今まで隠していたことがばれたら、こんな風に喋ることはなくなるだろうと。

前は関係がピリピリしていたが、今は何とか普通に接することができている。

しかし、その分全容が明らかになった時のダメージは計り知れないだろう。

とめどない恐怖感が僕の頭をかすめ、会話しているときも一歩引いた気持ちになる。

 怒られることが異常に怖い

怒られるのが怖いから目の前の問題から逃げ続けてきた。

子供みたいだね。 

去年の11月頃、言うことを聞かない僕にいら立つ母親の態度のせいで、希死念慮を抱いていた。

僕が折れて下から接したから機嫌が直り、今は普通に会話するにまで至ったが、いまだにそのことに関して恨みを抱えたままだ。

またそんな経験はしたくないから、秘密を打ち明けるなんて選択肢は僕にはない。

そもそも僕が大学に行かなくて奨学金が止められようが、怒られる筋合いはない。

奨学金は機関保障のため、親に請求は行かない。

親が僕を信用していなかったことが功を奏したわけだ。

親に何一つ損はなく、怒られる筋合いはないのだ。

怒られることが極度に怖いが、直接怒られなければ大丈夫だと思う。

電話越しならば、精神的ダメージは少なくて済む。

しかし、対面だとストレートに怒りが飛んできてしまう。

事実を知った後、電話をかけるまでに夫婦間で話し合ってからワンクッションおくから少し怒りが収まる。

しかし、同居してるとその暇もなく呼び出されるから、同じ修羅場でも段違いの苦痛を伴う。

だからこそ、早く一人暮らしして親と距離を置きたい。

zoomでのカウンセリングや授業も、家に親がいて聞かれてしまうから満足にできない。

あいつらが、特に母親が僕の足かせになっている。

この重荷を下ろしたい。

嘘をつき、隠すことに疲れた。

死んで楽になりたい。

早く救われたい。 

もうそろそろ限界だ。

 早く楽になりたい

いつ大学から家に連絡が来るか、そんな不安に苛まれる。

電話が鳴るたび、こめかみに銃口を充てられたように緊張感が走る毎日。

頻繁に心臓を掴まれ、息が止まる。

もしかしたら、今日大学から電話が来て、これまで隠してきたことが一瞬で親にバレるかもしれない。

そうなれば、また去年のように親からの憎悪や八つ当たりによる罵声の応酬で、希死念慮と闘いながら悶々とした毎日を送ることになる。

コロナのおかげもあって、せっかく鬱状態を脱却してポジティブな心持になったというのに、もうあんな苦しい思いをしたくない。

薄暗い独房で刑の執行をただひたすらに怯えて待つ毎日。

無慈悲にも終焉へのカウントダウンは始まっている。

常に秘密を隠し続け、罪悪感と恐怖感で息苦しい日々。

いつ救いがもたらされるんだろう。

表面的な平穏のすぐそばで、どす黒い現実という闇が僕を覗き込んでいる。

だが僕は、自ら打ち明けて謝罪する勇気もなく、その闇に飲まれるのをでじっと部屋の隅に縮こまって待つだけなのだ。

変わりたいと何回も願った。

だけどその度途方もなく険しい壁が立ちはだかって行く手を遮るもんだから、もうあきらめた。

神様の気まぐれで今は生かされているけれど、いつ気が変わって奈落の底に突き落とされるか分かったもんじゃない。

 今後の展望

後期の半年間で学費の足りない分をバイトして貯めて、来年から復学してフル単を目指す。

今期の単位数から見て、来年度奨学金が復活する見込みはないため、一年後の後期の学費は教育ローンか消費者金融で借りるしかない。

うまくいけば一留、現実的な見方では二留するだろう。

もしかしたら親から秘密を隠し続けることに耐えかねて、あの世へ飛び立つかもしれない。

これからの僕の人生がどうなるかは神のみぞ知る。